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煉 り 当店では、かまぼこの生地「すり身」を造るのに、御影石の臼(うす)と専用の杵(きね)を使って煉り上げていく製法を、創業より代々守り続けています。
鮮度のよい「魚の身」を、石臼(いしうす)で擂り潰しながら煉り上げていきます。
おいしいかまぼこの生地を造るためには、「すり身」の温度や塩を入れるタイミング、また、天候・気温・湿度など季節によって変わってくるので、微妙な配合調整を行うには、職人の腕と経験がものを云う作業です。 こうしてじっくり煉り上げられた「すり身」に、先代より受け継いでいる配合で調味料を加えてかまぼこの生地が仕上がります。 |
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「なんば焼」 成型
出来上がった「すり身」を職人が専用のヘラで、11センチ角の型にピラミッド型のように一枚一枚丁寧に成型していきます。
一見、簡単な作業に見えますが「すり身」は軟らかいのできめ細かい職人の技が必要です。近年、機械化が進んでいく中で当店では、専用の「焼型」に一枚一枚手造りで成型していく昔ながらの製法を今日も守り続けています。 |
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「なんば焼」 焼き
成型したかまぼこの生地を鉄板の付いた専用の「オーブン」で約40分間じっくりと炙り(あぶり)、一枚一枚きれいに焼き上げていきます。
焼く時にピラッミド形の頂点が潰れて丸い焼き色が付きます。 この製法で焼き上げる「なんば焼」は手作業の工程が多いため、たいへん手間ひまのかかる職人の技が必要で、また1日に造られる量が限られています。 |
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「ごぼう巻」
当店では国産の軟らかく煮込んだごぼうと魚のすり身を職人が一本一本手で成形をします。これの外周に当店で加工した魚の皮を巻きつけて専用のオーブンにて当店秘伝の「タレ」に浸してじっくりと焼き上げています。使用する魚の皮は(加工時に小さい魚も含まれており)頭・尾びれを除いて外周を巻きつけられるもののみ使用しますので、製造が限られております。単品のみでのご注文についてはお控えいただくようお願い申し上げます。 |